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第46回定例会 株式会社スタッフ

門真ネット企業プレゼン会 Vol.43
「新製品「kitoki」のご紹介」     株式会社スタッフ

株式会社スタッフは、エレクトロニクスの最前線で製品の設計・開発から試作・量産の技術サポートなどトータルソリューションビジネスを行う企業だ。
今回は新製品である木工バイタルセンシング型呼吸デバイス「kitoki」の紹介である。
「kitoki」は、クラウドファンディングサイト「Makuake」で開発資金を集めているもので、2018年9月26日終了までに多くの方に興味を持っていただけるような取り組みに力を入れる。同時に製品開発、品質も怠らない。同社は過去にも自社製品である学習型IoTアルコールチェッカー「TISPY」でクラウドファンディングを利用した。今回の目標達成金額100万円までは、開始50分でサクセスし、そのスピードサクセスとJTのコラボ製品であること、そして世の中にまだ類似製品が少ないことなどを多くのメディアが取り上げている。現在もなお着々と資金が集まっているとのことだ。
「kitoki」はJT(日本たばこ産業)と共同開発しており、たばこと同じように「呼吸と所作」によって3分間のリフレッシュ新体験に導く製品となっている。また、JTの他に、近年若者デザイナーに人気のプロダクトデザイン企業we+、大手企業とのマッチングをメインに企画サポートしているMakuakeの部署のひとつ「MIS」と協力している。大手企業であるJTが今回のようなイノベーションを図ることも珍しい。
 同社は設計・製造メインの企業であるため、このように消費者に近い企業と協力することでよりユーザー目線で企画ができるという。開発テーマのひとつは「健康」。今回共同開発にあたったJTの若手社員は、「呼吸する所作を使ってたばこではない何かでリラックスを提供したい」と語ったという。
 製品は、筐体が国産ヒノキで出来ており、すーっとしたさわやかな香りがするうえ、材質自体がやわらかく、手触りのいいものになっている。この香りや心地よい触感が、深呼吸によるリラックス体験を加速させる。使い方は簡単で、「kitoki」を持って呼吸をすると、気圧センサーが反応し電源ON、あとは深呼吸を繰り返すだけである。「kitoki」はその間、発汗センサーで汗の量を計り、深呼吸によるリラックス効果である一定まで手汗が引くとバイブレーション機能で気持ちが落ち着いたことを知らせる。そして、リラックス後にもう一度バイブレーションがあり、その刺激で小覚醒を促す。小覚醒をさせることは、たばこによって深い呼吸をしたのち「火を消す所作」と近しい効果があり、次の作業や仕事に移行しやくするために必要とのことだ。※JTによる研究結果を基にしている。 
完成に近づく「kitoki」であるが、ヘルステック市場のなかでも珍しい製品だということを同氏は強調した。現在、精神状態を「見える化」するだけでなくソリューションまで提供するものは殆どないとのこと。この新発想で同社は、急拡大を続けるヘルステック市場に挑戦する。

株式会社スタッフ
住所:〒571-0048 門真市新橋町1-4
TEL:06-6906-6484
STUFF ホームページURL:http://www.rd-stuff.com
kitoki URL:https://www.makuake.com/project/kitoki/

門真市ものづくり企業ネットワークでは、隔月第4水曜日、定例会を開催しています。
定例会では、会員企業同士が深く理解しあい、共通の課題の解決や今後の新たな連携事業等のきっかけとするため、企業プレゼンを中心とした内容で進めています。また、定例会の様子も当HPで発信していきます。