門真市ものづくり企業ネットワーク:通称『門真ネット』は市内のものづくり企業の情報交流の場です

第29回定例会 株式会社ティエラ

門真ネット企業プレゼン会 Vol.19
微酸性次亜塩素酸水生成装置で安全に貢献
株式会社 ティエラ 専務取締役 藤井 健次 氏

株式会社ティエラは、主に微酸性次亜塩素酸水生成装置「ELBEENO(エルビーノ)」を開発・製造し、医療機関や動物病院、保育施設などへ販売を行う企業。人と地球にやさしい商品の開発と販売を心がけてきた。
そもそも微酸性次亜塩素酸水とは、塩化ナトリウム水溶液や、薄い塩酸などを電気分解して生成するもので、食品添加物としても指定されており、安全性と殺菌力の双方に優れている。

藤井専務は、元々、建設会社を経営していたが、元請けの建設会社から、新規事業として流水式除菌水生成装置の販売を持ちかけられた事をきっかけに、全くの異分野に参入。異分野の事業展開で戸惑うことも多かったが、販売実績を着実に伸ばしていった。
手応えを感じた藤井氏は、平成16年7月には株式会社ティエラを設立。その後9月には同装置の西日本総代理店に、平成17年には総代理店となり、販売実績は約6000台に達していった。

しかし、元請けの建設会社が流水式除菌水生成装置から撤退したことをきっかけに、ティエラは自社での製品開発に取り組む。
周囲の反対も多かったが、藤井専務には自信があった。試行錯誤の結果、平成24年には微酸性次亜塩素酸水生成装置「ELBEENO(エルビーノ)」を販売開始した。エルビーノの仕組みは専用の原液を電気分解した上で、水道水と混ぜ合わせて、微酸性の次亜塩素酸水を作り出す。微酸性の次亜塩素酸水は、黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌、ノロウイルスなど多くの菌やウイルスに一定の効果を発揮し、次亜塩素酸ナトリウムに比べ安全性も高い。
エルビーノの主な特徴は、肌と同じpH5.0から6.5の微酸性次亜塩素酸水を全自動で生成、わずか10秒で素早く手洗い除菌、距離センサーによるオートスタートで衛生的、低ランニングコストなど、多くの利点を持つ。約50社の代理店を通じ販売しており、医療機関では器具の洗浄や抜歯後の感染症予防、動物病院では動物の健康管理で使用されている。

また、藤井専務は、東京で異業種交流会を立ち上げ、新たなネットワーク作りにも努めるなど、人脈づくりも欠かさない。
微酸性次亜塩素酸水は医療分野だけでなく、例えば、社員の手洗い・うがい、施設内の清掃といった衛生管理など、さまざまな分野で活かせると同氏は語る。「ELBEENO(エルビーノ)」に興味をお持ちの方は同社までご相談いただきたい。

【企業データ】
企業名:株式会社ティエラ
住所:〒571-0015 大阪府門真市三ツ島6丁目25-3
TEL:072-887-0777
URL:http://tierra-club.com/

次の定例会は、11月24日(水)18:30より、門真市中小企業サポートセンター分室にて開催致します。

門真市ものづくり企業ネットワークでは、毎月第4水曜日、定例会を開催しています。
定例会では、会員企業同士が深く理解しあい、共通の課題の解決や今後の新たな連携事業等のきっかけとするため、企業プレゼンを中心とした内容で進めています。また、定例会の様子も当HPで発信していきます。