日時: 2026年2月16日(月)17時45分~19時15分
場所:北次株式会社(ハイブリット開催)
参加者:20名
(1) 開会
(2) 各社発表 【㈱一瀬製作所、北次(株)、大日運輸(株)】
(3) 総評及び各社意見交換
(4) 閉会
- 開会の挨拶
● 日刊工業新聞社の河合氏がゲスト参加
● 今回のテーマの一つである「顔かけ」の、高齢化社会において、将来を見据えた改善の重要性について
● 新たなテーマでの改善報告への期待
● 参加者全員で知恵を出し合い、お互いに協力しながら進めていきましょう
- 各社報告・質疑応答
①(株)一瀬製作所
『曲げ上がりの生産を1.5倍にする』 [ベンダ-の入力作業の時間短縮]

金型管理と材料歩留まりの改善
● 現状分析・成果: タレパン金型のショット数データを分析し、使用頻度の高い金型を機械に常設。
○ 段取り替え時間を192秒から0秒へ短縮し、年間27,648円を削減。
○ 板取り方法の最適化によりスクラップを減らし、年間12,560円の材料費を削減した。
● 質疑・コメント:
○ プログラム呼び出しの効率化として、QRコード活用のヒントを提示。
○ データをまとめる中で無駄を発見したプロセスを「すごい」と高く評価。
② 北次(株)
裁断工程(顔かけ)の効率化

● 現状分析・成果: * 柔らかくずれやすい生地の裁断(エンタン作業)に現在80分を要しており、作業者の体力的負担も大きい。
○ 針の設置位置にシールで印を付けることで準備時間を90秒短縮。
○ 今後は「カッター台」を活用した2枚同時裁断により、51分程度への時間短縮を目指す。
● 質疑・コメント:
○ 1人作業で効率化するための工夫(ハサミやクリップでの固定)を提案。
○ 1人で行うことでさらに見えてくる改善点があるはず。
③ 大日運輸(株)
『6本貼り高周波接着の生産性1.5倍』と『サンクスデスク受発注システムの再構築』

● 現状分析・成果: * 高周波接着機において、材料セット中の機械停止時間(45秒)を解消するため、事前準備用の治具を開発。
○ 加工数を1.5倍(日あたり1,368本)に引き上げる目標を設定。
○ 事務面では、現場配送オプションのルールをシンプル化し、システム修正の手間を月間120分削減した。
● 質疑・コメント:
○ 事務改善によって得られるプラスの収益効果についても確認を行った。
○ 取引先との交渉において「頼んだものは払うのが当然」という「きつねうどん」の例えを用い、筋を通す重要性を説明した。
- 総評
● 一瀬氏のチーム一体感や各社の明確な定義を評価し、交渉術の例え話も参考にしたいと述べた。
● 「めんどくさい」という感情を起点に無駄をなくしていく積み重ねの重要性を強調。
● 石井社長の「めんどくさい」という言葉や、改善によって作業が楽になり生産性が上がるというプロセスは、あらゆる物事に通じると総括。
● 各社の具体的な秒数削減や治具の進化を評価し、今後のさらなる改善に期待を寄せた。
● 石井氏: 改善し続けるトヨタの強さに触れ、「各社には宝の山がいっぱいある。今後も掘っていこう」と締めくくった。
【次回の予定】
「改善甲子園」の開催を計画中。各社のさらなる切磋琢磨を目指す。
