■第54回
日時:2024年9月9日(月)17時30分~19時30分
場所:株式会社一瀬製作所およびオンライン会議システムを使用して開催
参加者:24名
(1)開会及び初参加企業の紹介
(2)門真ネット 牧野精工株式会社 牧野洋一様挨拶 —5分
(3)前回の改善報告(大日運輸株式会社) —20分
・『塗装における生産ラインの変更』⇒仕上2ラインから3ラインに
(4)今回の発表(株式会社一瀬製作所) —50分
①テーマ選定『機械場の生産性を1.5倍に』
②現状把握/目標設定/計画
③観察用ビデオ検証
④要因解析
⇒問題点の追求(『なぜ、なぜ』で真因の追求)
⑤『7つのムダ(工程)取りシート+α』作業分析表で対策検討
⑥各社代表者の質問
・各企業のコメントは、『7つのムダ取りシート+α』作業分析表に事前にまとめた上で
コメントください。
⑦アドバイス
(5)北次株式会社の改善状況を、『QCストーリー』作業分析表で状況報告 —20分
(6)参加企業代表者コメント—20分
(7)本日の担当企業責任者総括及び閉会(石井部会長代理他)
・開催にあたり、門真ネットの代表世話人株式会社牧野精工 牧野代表よりあいさつ
毎月継続は、いい事です。QC検定は日々活動の中でうまく使う事。勉強と活動を結びつけ
る事が大切です。
●実施内容
・前回まで(~第53回)の指摘事項改善状況について、大日運輸株式会社から改善状況の報告がありました。
●大日運輸株式会社
テーマ:仕上ラインを2ラインから3ラインに
・2500本/日→3,790本/日(67本/人工を目指す)
・来週部品が入りCラインを設置予定
●株式会社一瀬製作所
テーマ:機械場の生産性を1.5倍に(現状500Kg ⇒ 750Kg÷7人÷8時間=13.4Kg 、
一人当たり13.4kgを目指す)
各工程別(巾切・長さ切・切欠・曲げ)に問題を抽出
1 個々に頼らない。⇒ルール決め
2 誰か社長と一体になった司令塔が必要では
3 人やWorkで生産量がどれくらい異なるのか調べる必要があるのでは?
(機械課のレイアウト)
●北次株式会社
テーマ:バイアス工程の予定組みの先読みによる平準化と作業のムダ取り
(問 題)
1 納期を記入する欄がない⇒会社名と商品名と納期を入れる
2 一日の仕事量の計算か曖昧⇒単価(金額)ベースで
3 金額と単価が一致していない場合仕事量がコントロールできないのでは
⇒外注で行っている人もあり、金額ベースが妥当と考えている⇒バイアス工程は外注で
参加企業のコメント
・いろんなお宝があることが分かった。ミスは起きるが、良く分析する必要がある。ダブルチェックは工数が多くかかり、何のためにするのか責任やミスの原因を真剣に考えることは必要である。
・ルールをきちっと皆で作るとミスは減ると思う。
・結局は全体が繋がる生産計画の立て方が必要。司令塔がいて、皆が共有できている事。
北次部会長代理
・様々な内容があり、風通しがいいと思います。先ほど、ルールがないとの話であったが、当社では次の工程や他の人が、「やっていない」という事をいうような方法をとっている。
石井部会長代理
・阿南さんから「答えは現場あるから現場に行くよう」によく言われた。一瀬社長から「一流の職人軍団」との話を聞いており、まずは標準作業・ルールを決めることも大切。ビジネスは「一歩踏み出すと上手くいく」とのこと。
一瀬部会長代理
・お宝満載で改善の伸びしろが大きいと考えている。職人気質は昨今の時代の流れで変わってきたと思う。いろいろと意見をいただきましたので成果が出るよう取り組みたい。
以上