門真市ものづくり企業ネットワーク:通称『門真ネット』は市内のものづくり企業の情報交流の場です

第43回 生産性1.5倍部会

■第43 回生産性1.5 倍部会
日 時:2023 年5 月15 日(月)17 時45 分~19 時30 分
場 所:オンライン会議システムを使用して開催(一瀬製作所様リアル参加)
参加者:19 名

(1)開会及び初参加企業の紹介
(2)門真ネット 牧野代表世話人挨拶
(3)問題点の追求(『なぜ、なぜ…』で真因の追求)
①観察用ビデオ確認(大日)—10 分
②『7つのムダ+α』作業分析表で、対策状況の報告—20 分
・全体の推進状況説明
・重点指向で推進する1項目を『問題解決型QCストーリー表』 で,標準化まで報告ください。
③各社代表者の質問—10 分
・各企業のコメントは、『7つのムダ+α』作業分析表』に事前にまとめて頂いて、参加企業の
代表者からコメントください。
④アドバイス(阿南)—10 分
(4)その他のモデル企業の改善状況を、『7つのムダ+α』作業分析表で状況報告—10 分
(5)本日の担当企業責任者総括(石井社長)
(6)閉会

【門真ネットの代表世話人株式会社牧野精工 牧野代表】
新型コロナウイルス感染症も5 月13 日より5 類になり対面での活動も増えて、少しずつでもリア
ル活動が増やしていけると良いですね。GWもあり進捗具合も少ないかもしれませんが本日もよろ
しくお願いいたします。

【大日運輸のオフィスの改善事例】
●3定ルールを導入し、証憑をさらに誰が見てもわかるようにした結果、コスト削減につながった。

【モデル工場『大日運輸の改善状況』報告】
・『7つのムダ+α』作業分析表で、対策状況の報告があった。
・カゴ車の置く場所をルール化。
・ローラーの位置、加工の順番を変えることでカゴ車の負担を軽減する。

【株式会社一瀬製作所の改善状況報告】
・機械装置のボタンを見えるようにテプラで貼った。
・金型をわけて収納できるよう金型収納スペースを製作した。(定位置・定量・定表示)
・台車の位置を変更した。

【北次株式会社の改善状況報告】
・不良の減少、作業時間の短縮に成功した。
・枠の切れ目を改善し、使いやすいように加工した。
・牧野精工株式会社との連携により改善ツールを制作。

【ワンポイントアドバイス(阿南部会長)】
●大日運輸株式会社
・台車がはみ出ないよう通路の確保をする。
◆切断工程のレイアウト変更(案)
→通路位置の変更
→材料の一時置き場のローラ廃止し、材料リフターから
直接切断装置にセットする
→次工程(45度カット工程)へローラー搬送する
上記、実施に対する課題を明確にして推進ください。
※一個流し、異品種変量一貫生産ラインの構築

●株式会社一瀬製作所
・自社で製作したラックが自社商品化できるのではないか。
◆外観、寸法、機能、構造、性能、表示を明文化し、商品規格を明確にすること
・KYT 活動を実施すると良いのではないか。
※KYT(危険予知訓練)ができますか?

●北次株式会社
・作業者(使い勝手など確認しながら)と推進する方と一緒に改善活動していて素晴らしい。
※この些細なコミュニケーション不足で、人間関係のトラブルの重要となる。
・牧野精工様とコラボし治具の改善活動を進めている。
※以前も一瀬製作所様からも治具の提供があったが、良いものであれば『商品として
取引(門真ネット全体)』が出来れば、新たな商売になる。(機械加工だから精度がある)

【参加者による質問・回答など】
●リアルで現場を見る機会を増やしていきたい。
●ルールをつくり基本に戻り改善を進める。
●皆で知恵を出し合い、改善活動ができることは貴重。