門真ネット5月定例会報告(平成29年5月24日(水)18:30~)

門真市ものづくり企業ネットワークでは、毎月第4水曜日、定例会を開催しています。
定例会では、会員企業同士が深く理解しあい、共通の課題の解決や今後の新たな連携事業等のきっかけとするため、企業プレゼンを中心とした内容で進めています。また、定例会の様子も当HPで発信していきます。

これまでの定例会の様子は → こちら

門真ネット企業プレゼン会 Vol.30
フルオーダーの建具を製造!
株式会社一瀬製作所  代表取締役 一瀬 勇樹 氏

株式会社一瀬製作所は、金属製品、中でもステンレス製の建具を主に製造する企業である。昭和50年に寝屋川市で創業し、昭和58年に門真市へ移転した。門真市のほかに鳥取県の境港市にも門真工場の1.5倍の広さの工場を持ち、門真工場では最大4mまで、鳥取工場ではよりサイズの大きな最大6mまでの曲げ加工を行うことができ、出荷は全て門真工場から行っている。先代の社長が職人だったこともあり、同社の経営方針は「お客様の要望に自信をもって応えられる、技術力を有する職人集団を目指す。」ことであり、顧客・従業員・技術力を会社の宝と考えているという。
製品の多くは一品一様のフルオーダーで、同社の建具は、東京の三井タワーの玄関、銀座新歌舞伎座のスチールドア、大阪毎日放送の入口の自動ドアなど多くの箇所で用いられているという。

 

ステンレス製建具の作業フローは、バラ図と呼ばれる工作図の作成から始まり、CADやCAMを用いた切欠データの作成、材料である薄い金属板の切断、シャープな曲げ角を作るためにシカル加工による材料の裏への溝彫り、CAMデータを用いた材料への穴開けを経て、材料を曲げて最終的に溶接し組み立てる。また、同社では品質向上にこだわり、国土交通省で定められている基準値より高い制度の数値基準を工程別の品質管理表を用いて品質管理を行ったり、各部門長による品質管理委員会を月に1回実施し、社外クレームを基に原因追究や再発防止を進め品質向上に努め、さらには同委員会での取り組みを部署ごとに勉強会を実施し周知徹底を図っているという。


また、日本のステンレスの品質は世界的にもドイツと並び高品質であることから、依然は海外と取引を行っていたが、為替の関係もあり、現在は国内に目を向け事業を進めている。
さて、今回プレゼンを頂いた一瀬社長は2代目で、社長に就任してから約2年が経過する。社長就任以降はこれまでの取り組みから視野を広げ、守口門真商工会議所のものづくり元気企業や門真市のカドマイスター企業の認定、門真ネットへの参加など多様な取り組みを進め、現在は、本年夏頃を目標にエコアクション21の取得を進めている。さらに今後は、産業機械の筐体の分野など、新たな挑戦をしたいと考えているという。
視野を広げ、成長を続ける同社に今後も注目したい。

 

【企業データ】
企業名:株式会社一瀬製作所
住所:〒571-0017 門真市四宮6-2-23
TEL:072-881-7400
URL:http://www.ichi.co.jp


門真市ものづくり企業データベース

門真ネット企業プレゼン会 Vol.31
削りのエキスパートによる高精度プレートの製造!
株式会社越智製作所  生産統括部 部長 佐藤 祥文 氏

株式会社越智製作所は、普通鋼・特殊鋼・非鉄金属等を切断、研削加工し様々なプレートにする事業を展開している。
プレートの加工工程はまず「素材切断」を行い、次に「両面加工」により厚み決め、次に「四方加工」により長さ・幅を決める。最後に砥石を使った「研削工程」により厚みの仕上げを行う、これらの工程を経て作られた製品を最後に三次元測定器により検査することで高精度・高品質を実現しているという。現在、生産拠点は5箇所あるが、門真市にはそのうちの2箇所、四宮工場と深田工場・倉庫が存在する。四宮工場では小物品を中心に月4万枚を加工、深田工場では同じく小物加工が主であるがステンレス関係の製品も加工している。また、大きな製品は生駒や名古屋の工場で加工している。

総じてサイズは最小で厚み8mm×長さ10mm×幅10mmから最大は厚さ300mm×長さ2200mm×幅1200mmまで対応できる生産体制となっている。同社の事業は多品種少量生産に集中し、1枚から数百枚の受注に対応し、他社と比較しても付加価値が高く利益を確保しやすい事業構造を確立している。
そういった生産体制の中、同社は顧客の短納期や高品質といったニーズにも対応しているという。他業種では短納期といえども1週間から1ヶ月ほどを指すが、プレート業界では受注した日の夕方に出荷、大物であっても翌日には出荷出来るようにするのが基本となっている。そのため、効率的に素材在庫を持てるように今までの受注パターンを分析し計画的な素材仕入、高効率な加工方法を実現する両面加工専用機の開発、人材教育による一人・多能職化などによる作業の高効率化など様々な取り組みを行い、短納期を実現しているという。


品質管理については毎月品質会議を開催し、品質情報の集計、品質改善、品質マネジメントシステムの維持に努めている。品質文書体系として出来るだけ作業のマニュアル化、標準化を行って品質の安定化を心がけている。現在の不良率は0.4%程、クレームの無い年もあるとのこと。
また、人材育成にも力を入れている同社。将来のリーダー創出を目指し若手のキャリア形成に向けた取り組みを多数行っている。社内では実技、保全教育による多能職化や知識の深化、社外では安全教育の一環としてフォークリフト技能講習やクレーン特別教育の受講、他社工場見学などを行う、新人教育としてはOJTを基本とし、座学も行うことで様々な知識を身に付けるという。
短納期や高品質など顧客のニーズに応えるだけでなく、人材育成にも注力している同社に今後も注目したい。

 

【企業データ】
企業名:株式会社越智製作所
住所:〒571-0017 門真市四宮4-3-8
TEL:072-882-0272


門真市ものづくり企業データベース

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申込先:門真市市民生活部産業振興課
TEL:06-6902-5966

FAX:06-6905-3264

E‐mail:sim01@city.kadoma.osaka.jp


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