門真市ものづくり企業ネットワーク:通称『門真ネット』は市内のものづくり企業の情報交流の場です

第21回定例会 株式会社カタ技術

門真ネット企業プレゼン会 Vol.5
顧客満足のための、徹底したものづくりへのこだわり
株式会社カタ技術 代表取締役社長 片山 要 氏

株式会社カタ技術は、ワイヤー放電加工、形彫放電加工、レーザーカット加工、細穴加工等の金属加工を得意とする会社。
同社は、昭和49年に片山社長の父親である片山将氏により、「カタ技術工作所」として創業。片山社長は、幼少期を門真市内で過ごした。
自宅の1階が工場という、典型的な家内工業であり、幼い頃からものづくりに触れながら育った。
同氏は、当初は三菱電機㈱の関連会社にて、携帯電話関連部門で設計を手掛けた後、家業に入り、入社4年目には会社の代表を務めることとなった。

当時は、バブル期の負債に苦しめられ、少しでも経費を抑えようと必死だったという。
会社の代表者として見識を深めるための社外との交流も、経費削減のため断り続けた。しかし、父親から社外交流を強く勧められ続けたこともあり、ある日、中小企業同友会の会合に参加。
そこで、社外のつながりの重要さに気づき、その後は様々な会合に積極的に参加し、見識とネットワークを広げた。
次に、その経験を他の若手経営者にも伝えたいとの思いから、若手経営者育成を目的とした、「アタック会(※)」を立ち上げ、代表世話人として活躍されている。

同社の一番の強みは、顧客ニーズへの対応力だ。厳しい納期や、難しい形状にも、なるべく対応するよう心がけている。
また、図面を見て設計に少しでも違和感を感じるところがあれば、逆に指摘・提案することもあるという。
事前の打ち合わせを徹底的に行うことで、顧客の要望へ確実に応えられるようにしている。

同社が得意とする加工法を用いる部品は、ほとんどが一品一様であり、似たようなリピートがあったとしても、それぞれ少しずつ仕様が違っている。
だからこそ、1つ1つの注文に対し徹底的にこだわり抜くことで、顧客にも自分にも満足を与えられるものづくりを実現できているのである。
特殊材料や、通常の方法では対応が難しい形状の加工でお困りの方は、是非同社へご相談いただきたい。

(※)「アタック会」とは、門真ネット事業の1つであり、門真市内中小企業の若手経営者や次世代経営者候補を育成を目的とした組織です。

【企業データ】
株式会社カタ技術
ワイヤーカット放電・形彫放電・レーザー・細穴加工スペシャリスト
住所:〒571-0042 門真市深田町9-8
TEL:06-6908-9179
URL:http://www.katagijutu.com/