門真市ものづくり企業ネットワーク:通称『門真ネット』は市内のものづくり企業の情報交流の場です

第57回 生産性1.5倍部会

■第57回
日時:2025年2月17日(月)18時00分~19時37分
場所:大日運輸株式会社およびオンライン会議システムを使用して開催
参加者:31名
(1)前回の改善報告(株式会社一瀬製作所)  —20分

(2)今回の発表(大日運輸株式会社) —60分
 ①テーマ選定テーマ:「事務所の仕事も「ものづくり」(伝票づくり)」
 ②要因解析
 ⇒問題点の追求(『なぜ、なぜ』で真因の追求)
 ③『7つのムダ(工程)取りシート+α』作業分析表で対策検討
 ④各社代表者の質問
 ⑤アドバイス
(3)北次株式会社の改善状況を報告 —27分 

●実施内容
 ・前回までの指摘事項改善状況について、株式会社一瀬製作所から改善状況の報告がありました。
 ・『機械課の生産性を1.5倍にする』
  対策状況の報告
  現状把握で工程別(巾切、長切、切次、曲げ)の作業時間を調べると曲げ工程の占有時間が
  一番多かったので、「曲げ」工程の改善に取り組むことにした。
●大日運輸株式会社
・テーマ:「事務所の仕事も「ものづくり」(伝票づくり)」
・会社の中で輸送サービス・倉庫保管サービス・建材加工サービス・建材販売サービスと多様な業務
そのため

①【いろいろな仕事で事務所の作業が大変な状況になっている】 

②【特性要因図で伝票づくりに時間がかかる要因を分析】

③ 【対策として事務所の仕事で「PC入力と伝票作成」を分ける】  

④【3定・見える化・共有化・間締め」で改善】

●株式会社一瀬製作所
テーマ選定:『曲げ工程の時短につながる改善に取り組む』
 計画
 ~12月、要因解析・ムダ取り
 ~2月  対策検討・実行
 ~3月  効果確認対策検討・実行
 ~4月  標準化

今回は、要因解析・ムダ取、対策検討・実行の部分を別表にて報告
下記内容について取り組み中で次回に報告をする。
 ・曲げ加工2人体制から3人にし、1人が曲げる前の板の寸法、切欠きチェックを行う。
 ・大きな物を曲げるときに2人体制にする。
  それにより、曲げ時間の短縮と曲げ重量の増加をねらう。

●北次株式会社
・テーマ選定
・テーマ「不良などにより再カット工程の依頼から完成までの時間短縮」
 再カット業務をリーダー1人が見るのではなく工程ごとに役割を分散
 させるなどルールを変更することで、時間短縮は実現している。
 (平均日数、最長日数ともに短縮された)
 ただ再カット数そのものを減らすためにデータ取りをして、分析をしたが
 ここが大きな要因だというところは見つけられなかったため、まだ具体的な
 対策ができていない。
 もう少し見方を変えてデータ取りを進めるなどをして、再カット数を減らす
 ことを進めていく。
 『副次的な業務の再カットを日々の業務としてこなす』(ムダ取り優先一番)
・現状:4日以内に再カットの予定であるが、4日以上になっていない場合もある。
・目標:遅くとも5日以内に再カットを完了させる。
・再カットの要因:カット不良、パーツ不足、生地の不良、縫製ミス

・閉 会